小川 整体院 の日記
-
パーキンソン病について
2025.02.18
-
パーキンソン病は脳の病気で、からだが固まって思うように動かなくなる病気です。私の患者さんにもこの病気を患っている方がいらっしゃいます。
彼女は私が治療院に勤務していた頃からの患者さんで、10数年来の付き合いになります。元々腰痛で来られていたのですが、指の震えを感じるようになり、若年性パーキンソンを疑って病院を勧めたのがきっかけでした。
今はかなり進んで歩くこともままならない状態です。
なので彼女だけは訪問で施術させて頂いています。
パーキンソンの人に私が施術する目的は主に2つあります。
①筋肉をゆるめ、関節への負担を軽減させること。
がちがちのままでいると、いたるところに負担がきて腰痛、膝の痛みを悪化させてしまいます。彼女は昨年人工関節の手術をしました。
②歩けることの喜び、希望を持たせること。
私の最大の目的はこちらかもしれません。微力ながらも緩めてあげると、からだが動き安くなって「小川さん、お茶飲んでいく?」と言って素敵な器にお茶を入れてくれたりします。今まで当たり前にしていたことを再現できる時間というのは、彼女にとっての喜びであり、希望になるものと思っています。
一ヶ月に数回の施術ではその場限りのものかもしれないけれど、患者さんに寄り添った仕事ができるよう今後も努力していきたいと思っています。
