小川 整体院 の日記
-
漢方薬
2021.02.20
-
今日は私のお客さんである20代の女の子から、漢方薬の相談を受けました。私は大学で漢方を学び、国際中医師という資格を持っているので、知っている人からはたまに相談を受けるのです。
彼女は夜悪夢にうなされることが多く、病院で加味帰脾湯というお薬を出してもらったのですが、胃がなんだかもやもやと不快感がするといいます。
加味帰脾湯には人参が入っているので、それが原因かと説明しました。気を補う薬なのですが、胃に負担がきやすいのです。
脈を診ると弦脈といって肝の症状が明らかに出ており、数脈といってやや熱の症状もあったので、保険の効く範囲で酸棗仁湯をアドバイスしました。次回お医者さんに聞いてみてねという感じです。因みに市販薬でもあります。
漢方では脈診、舌診といって、脈や舌から体の状態を診断します。さすがにこの時期なので舌を見せてもらいませんでしたが。たまにこういう相談や質問を受けて脈を診るというのは楽しいもんです。
