小川 整体院 の日記
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腰痛、肩こりに潜むもの
2020.06.29
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当院では、初診の方の問診は特にしっかりとさせて頂いています。
カルテに服用している薬を記入してもらうのは、ご本人が言いにくいことも薬で判断できるからです。
とかく皆さんは骨盤のズレだの、特別な技術だのといったネットの営業トークに惑わされている方が多いのですが、大切なのは治療する人がどこまで原因を理解しているか、どこまで病の知識があるかということです。
私は医者ではありませんが、医療現場における長年の実務経験とその都度学ぶ知識の積み重ねで、色んな方が来られた時も「あ、これは」と病に関係するものかどうかの判断とその症状から何を優先に施術をすべきかを考えます。
人はあまりご自分のからだの事を人に話すものではないですが、なんだかんだと皆さん色々あるものです。
過去にパーキンソン、リュウマチ、膠原病、糖尿、ガン、ペースメーカーの入っている人、動脈瘤をお持ちの方、肝臓移植した人、透析のため腕にシャントの入った人など色々な方の施術をしてきました。
たまにこういうところって単純に肩こりとか腰痛を治すとこだと思っていたと言われることがあります。逆にそうであったら知識も浅く人のからだを施術することは危険だと思うのですが。
リュウマチの人には関節に負担をかけないように施術しなければいけません。ペースメーカーの入っている人は腕を牽引してはいけません。パーキンソンの人は腰が痛いといっても固まってくる筋肉をほぐし、まずは使いやすいからだを作ってあげなければいけません。また職業による動作を確認することで、どこに比重を置いて施術するかなど考えなければいけません。
骨盤が~とか特別な手技が~とかツボが~はさて置いて考えて下さい。