小川 整体院 の日記
-
肘の痛み
2018.06.08
-
いつも来て頂いているNさん、今年の雪が降ったころから肘を痛めていました。
当初ご本人は雪かきが原因だとおっしゃっていたので、まずは安静、そしてストレッチの指導をいれていました。
そしてつい先日のこと、ふとみると肘にシップを貼っていました。まだ肘が痛いとのこと。それはもう雪かきが原因ではありません。
Nさんはまだ骨の変形のくる年齢ではありません。肘を酷使する運動もしていません。
それではなぜそんなに長く肘が痛いのか。
よく検査をすると腕の後ろの上腕三頭筋の腱に痛みを訴えていました。
Nさんは普段首肩のこりを気にしていなかったので私も気づくのが遅くなったのですが、これは頸肩腕症候群という症状のひとつであると結論づけました。
首から腕に走る橈骨神経という神経が首肩まわりの緊張した筋肉で圧迫され、肘に症状が出ているものです。
なので肘にシップを貼ってもあまり意味はありません。
頸肩腕症候群は生活習慣からくるものなので、なかなか改善するにはお時間がかかります。
慢性疾患なので最初はすごく痛いわけでもなくずっときていたわけで気になって私に伝えるのが遅くなってしまったのでしょう。
基本気になる痛みはまずは病院で確認してください。私は学んだ知識と経験で有る程度の判断はできますし、疑わしいところは必ず病院を勧めてレントゲンなどを撮って来てもらいます。一般の整体で肘が痛いといって肘のマッサージをされていては全く意味がありません。お気をつけて。