小川 整体院 の日記
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整体にお薬手帳
2018.05.23
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今日は膝痛と腰痛の女性がいらっしゃいました。
手術をいくつか経験されており、その他症状の多い方なので問診をし、お体の確認をして時間がかかってしまいました。
そこで服用されているお薬に関しては、持参されていたお薬手帳をメモさせて頂いてさっそくに施術に入りました。
帰られた後一つ一つ薬をチェックすると、骨粗鬆症であることがわかりました。
膝は明らかに骨の変形が診られたのでそれが原因とわかります。
腰に関しても問診や検査で骨の変形や神経の圧迫は診られたのですが、骨粗鬆症は徒手検査ではわかりません。
次回からは直接の押圧や関節のアプローチを控えるなどやり方を変えていかなければいけません。
このように私が初回カルテでお薬の名前を書いて頂くのは重要な情報が一杯つまっているからなのです。
整体なんかで関係ないであろうと思われるかもしれませんが、未知のおからだに直接アプローチをしていく仕事だからこそ重要なことなのです。
問題を抱えた方が来ている、その原因をわからずにやみくもに押したり伸ばしたりすることはできません。
例えば足が浮腫むといわれても、腎臓の薬を飲んでいることがわかれば単純な浮腫みではないことがわかります。
心臓病などで血液をさらさらにする薬を飲んでいる人がいます。こういう方はあざができやすいので押さえる圧力を控えなければいけません。
ペースメーカーを入れている人に腕を上げたり引っ張ってしまうと線が抜けてしまいます。
メンタルに関するお薬を飲んでいる人に関しては、精神的なことが痛みに繋がることも多いので参考にします。
等々あほな会話も大好きな私ですが、仕事自体は常に慎重に、用心をこころがけています。