小川 整体院 の日記
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肩が上がらない
2017.04.28
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先日肩が痛くて夜も眠れなかったという方がいらっしゃいました。
実際可動域をみると45度にしか腕が上がりません。
握力は問題なし、ただし症状の出ている側の手は冷たく血流の阻害されているのがわかりました。
以前反対側の肩を痛めて首のレントゲンを撮った時、すべり症があるといわれたそうです。
続いて問診していると手の指まで痺れがあるというので私は”頸椎症性神経根症”と判断をし、その点の注意のもとに施術をさせて頂きました。
そして神経根症と判断をした以上、整形外科に行って頸椎のレントゲンを撮ってもらうことを勧めました。
しかし彼女は薬と湿布しかくれない整形外科に不信感を持っており、病院へ行く気にはなれませんでした。
その後カルテを書いていて、ふと大事なことに気づきました。
夜間痛がひどいこと、症状が急に現れたことから彼女の場合は頸椎症ではなく石灰沈着性腱炎の可能性が強いということに。
こうなると痛みを我慢して次回の予約まで待っているより、まずは病院で注射を打ってもらのが一番です。
なぜなら石灰沈着性となると、石灰が筋肉の中に出来て炎症が起きている状態なので、痛みの度合いが違いますし、治療自体異なってきます。まずは注射で痛みを抑えて肩も安静にしておくことが必要です。
翌朝早々にお電話でその旨を伝え、ゴールデンウィークも近いことから早急に病院で注射を打たれることを勧めました。
そして昨日の話。
私の電話で病院へ行く気になり、案の定石灰沈着性腱炎と診断されて注射を打ってもらったそうです。そしてかなり楽になったそうです。
次回の受診と私の予約が重なっていたので、一旦私の予約をキャンセルし、その後のリハビリに通って頂くということになり大変感謝をして頂きました。
私の思い描いていたことが仕事に出来てきたなというほんの少しの満足感と同時に、正しい判断とクライアントの方への指導、アドバイスのできる整体院を目指し、より一層気を引き締めていこうと思った次第でした。