小川 整体院 の日記
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価格について
2017.03.20
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私のところに通われている方には2つのパターンがあります。
急性の痛みで治したい人、慢性の痛みでメンテナンスをしていきたい人です。
次に慢性にも大きく2つのパターンがあります。
仕事や家庭環境によるからだやメンタル的負担を抱えた方、先天的骨格に問題があったり、ヘルニアがある、手術をした、骨の変形があるといった物理的な問題を抱えた方です。
いずれにおいても私が日々努めていることは、どうして症状が出ているのか、その原因となるものを理解してもらうことです。場合によって図や模型を使って説明をします。
特に後者の場合、原因を取り除くことはできないので、治るという即決した到達点はありません。ただし放置するということは悪のスパイラルへの入り口だということを気づいて頂きたいのです。
例えば年齢により骨の変形が出てきてそれが神経を圧迫し始めると、それが腰の場合まず腰痛がおきます。そしてたいてい関連する下肢の筋肉へと痛みが広がり、かつ痛みは固定化されていきます。そして痛い筋肉は使わないようにし、問題のない側を酷使することにより、そちらにも痛みが発生してきます。ここまでくると使わない筋肉と使う筋肉の太さも違ってきます。うまく体を使っていないと代謝も落ちてからだも冷えてきます。
これが悪のスパイラルです。
当然からだを動かすだけで痛みが生じるのですから、生活の質も低下します。症状が出てきたというからだのシグナルは大切に受け止めて頂きたいです。
病院というのはレントゲンを撮ったり、血液検査をしたり検査をしてくれるところです。そして注射をしたり、お薬を出してもらうところです。なかなかじっくり話を聞いたり細かく説明をして頂ける時間は頂けません。また質問したいけれど聞きにくいといったところもあります。
そういった方々の不安や疑問を解決して頂き、ご自身の状態を正しく理解して頂いた上でどのような体操が必要で何を気をつけたらいいのかをアドバイスさせて頂いています。私は施術と同様に重視しています。
最近来られた特殊な方の例では、仙骨部くも膜嚢胞で手術をされた方、頸椎前方固定術をされた方、乳ガンの手術を2年前にされてかつ、股関節形成不全で手術もできず痛みに不安を抱えておられる方などが来られました。
こういった方々が来られた時、それがどういった症状でどういったOPをされてそれにより今どういった不都合が起きているのか、何を注意したらいいのか、それは私のこれまでの勉強とこれまでに接した方々を通しての経験という知識をもって対応させて頂いています。もちろん医者ではありませんからわからないことは逆に説明を頂き、後ほど調べ勉強させて頂いています。
日々新しい考え方、新しい健康に関する商品なども出てきます。そういった情報も学んでいかなければいけません。
学ぶことは尽きません。時間も必要です。予約の前後は十分時間をおとりしていてもお話や施術が伸びて時間ぎりぎりになってしまうことも多々あります。
先日ある方に「年金生活なんだから安くしてよ」と言われてしまいました。
私は利潤追求にお一人終わったら次というような詰め込んで「商売」をするつもりはありません。(第一残念ながらそこまで予約はないですし、逆にそこまで予約が入れば私も人が変わるかもしれませんが・・・)
私は時間も無いくせにボランティア活動にも積極的に参加させて頂いています。
私は地域の方に信頼して頂けるようよりよい施術、よりよい整体院を目指して日々精一杯邁進しています。私が法人組織で仕事をしているのなら何か余裕をもってしてあげることができるかもしれませんが個人ではこれが精一杯です。
お気持ちはわかりますが、私のこれまでの気持ちも含め、正直めげてしまった一言でした・・・