小川 整体院 の日記
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おなかのシグナル
2016.04.08
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先日この春社会人になったという女性が、「最近急に心臓がばくばくいったかと思うと、お腹がぐりぐりするんです。」と、からだの異常な変化を擬音の羅列で訴えてきました。
お腹を診てあげると、はっきりと緊張が残っていました。
ほかに問題も無く元気な様子から、自律神経の乱れであると思いました。
自律神経というのは、感覚神経のように実感することも、運動神経のように意識して動かすこともできません。
呼吸を深く、浅くしたり、物を食べて胃を動かしてくれるなど、無意識の中でからだを調整してくれる神経です。
感じることも意識することもできないからこそ、バランスを崩した時が面倒です。
いつの間にか蓄積されて、症状が突然に出てきたように感じてしまいます。
たいていはだるいとか、眠いとか、からだは予兆を知らせているのでしょうが、人間の理性というのはからだの悲鳴を気づかせてくれません
彼女の場合は体力があったのか、そのレベルで済むことができたのでしょう。
お腹には治療用の温熱器をのせてあげました。
環境の変化による身体のダメージというのは、大きいものです。環境に慣れるまでは、意識して充分に休養をとるようにしてください。
そしてお腹に症状が出てきましたら、ホカロンなどで温めてあげるといいです。
人によってお腹に痛みがでたり、便が緩むなど症状は様々ですが、一般にはおへそ下3寸の、関元というツボを中心に温めてあげるといいです。
休むこと、お腹を温めること、つまり副交感神経を高めることをしてあげて下さい。
がんばれ新入生、がんばれ新社会人、がんばれ単身赴任!