小川 整体院 の日記
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小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
2016.03.10
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花粉の時期になりましたね。
昔ほど重症の人をみかけなくなったのは、薬の進歩と予防に対する意識の高まりでしょうか。
今日は花粉症の中でも鼻水や涙が出るという人へのアドバイスです。
漢方に小青竜湯という風邪薬があります。風邪の症状でも痰や鼻水、咳の多い人に使う薬なのですが、漢方では「異病同治」という言葉があって、病は異なっていても同じ症状には同じ薬を使って治療する場合があります。
簡単に言えばその症状を緩和する生薬が入っているため、それを利用して治療するということです。
ただこれは長く使うとよろしくないので、鼻水のひどい時期だけに使われるといいです。
試される方は人それぞれの体質がありますので、必ず薬剤師さんに相談してくださいね。
また、よく漢方の質問をされるのですが、基本は西洋の薬でバチっと治してください。
漢方は補う意味で使われているという意識を持っていてください。
それは漢方が劣るとかという意味ではなく、本格的な漢方の治療となると、その人に合わせたオーダーメイドとなり、かなり高価な治療となります。
市販のお薬は一般的な症状に対する既製品という意味合いです。
それでは花粉症の皆さんお大事に!