小川　整体院 | 日記 | ぎっくり腰

ぎっくり腰というのは重たいものを持ったり、くしゃみ、歯磨きでなったりもしますが、長年この仕事をしていて思うことは、ぎっくり腰といっても免疫、抵抗力が大きく関わっているということです。

例えば長い出張がやっと今日で終わりという朝、大きなプロジェクトがそろそろ終わると実感した頃、というように張りつめた緊張からふっと解放された頃が一番発症しやすいのです。

緊張＝交感神経の高まっている状態は免疫力は活発になっています。しかしながら長期間の緊張から解放された直後のからだというのは免疫力が落ち、からだは色々な問題をおこしやすいものです。

先日当院に通われている方がぎっくり腰になりました。
この方は他県より大きな任務を任されて和光に来ている方で、自分の職場に戻るのもあと１か月だなぁと少し緊張から解放された？頃に食あたりをし、おまけにぎっくり腰にもなって立てなくなり病院に運ばれたそうです。ご本人としては食あたりという自覚はなかったそうですが、吐き気と嘔吐をしていて急に腰が痛くなり立てなくなったそうです。

病院では炎症反応を見るCRPの数値が異常に高く出て、内臓が炎症を起こしていると言われたそうです。
肝心な腰に関しては神経症状も出てないことからぎっくりでしょうと言われ、症状も落ち着いてから徒歩で自宅に帰られたそうです。

当院に来られた時はまだ痛みはありましたが、１週間を経過していたので注意をしながら施術をして調整をいれました。
そしてぎっくりの時は患部を上に横向きで寝て安静にすること、動かれる時はコルセットをつけて頂くことをお伝えしたところ２日後くらいから楽になられたそうです。

人は生活している以上ストレスを避けることはできませんが、長期に及ぶものや、急激なストレスというのはからだのシステムにかなりのダメージを及ぼしてしまうということを自覚して注意して頂きたいものです。